保守サービスが欠かせない3つの理由

1.事業継続(BCP)に不可欠な通信システム

人と人の意思疎通を担うコミュニケーションと通信ネットワークの確保は、東日本大震災の教訓から、何にも増して重要な課題であることが明確となりました。
災害時や緊急事態においても、平常時と同様の通信ネットワークの安定的稼動は組織にとって必須です。平常時はもとより緊急時を見据えた、通信設備の維持管理に必要不可欠な保守行為を欠かすことができません。

2.設備の維持・管理には保守行為が必要

第一に、電話は最も基本的なコミュニケーション手段です。
今日、多種多様な通信手段があふれていますが、そのなかでも電話は「リアルタイムに、相手と直接に、コミュニケーションが取れ、感情もわかる」という点で、最も優れたコミュニケーション手段であることに変わりありません。
第二に、事業活動継続にとって最も効果の高いコミュニケーション手段です。
様々な災害・事故などが発生した場合、事業活動が停止したり混乱に陥ったり、顧客の信頼性が失われたりすることがないように、日頃からの、通信システムの保守行為を確実に行っておく必要があります。

3.よくあるトラブルへの対策

一番多いトラブルが断線
電話線、データ通信線は床を這って縦横に巡らしているところがあり、イスや机の足に踏みつけられて、回線の内部が破損することがあります。
こうなると、「電話が繋がらない」、「受話器をあげても音がしない」というトラブルが発生し、見ただけでは、破損している箇所が分からないため、電話線、通信線の診断が必要になります。

精密電子部品の故障
電話機、PBX、無線アクセスポイントは、精密部品が詰まった機器です。落雷があると、過電流から精密部品が影響を受けて、故障に陥る可能性があります。

災害停電による設備の停止
近くで地震が発生すると停電することがあり、事業にも影響が発生します。このように、緊急事態に対処するためには、日頃からの保守行為、いざという時に頼りできる保守会社や保守サービスマンとの関係維持が重要になります。さらに、長時間の電源供給が可能になるようなシステムを導入の検討も必要です。