【Wi-Fiの基礎知識】これで「Wi-Fi」が分かる!!Wi-Fiのメリット・デメリットについてもご紹介!

近年駅やコンビニ、飲食店、オフィスなどさまざまな場所で導入が進んでいるWi-Fiサービス。

1人1台スマホを持っているのが当たり前になった現代、Wi-Fiは非常に身近なサービスとして親しまれていますが、そもそもWi-Fiとは何か、インターネットとはどう違うのかなど、基本的な知識を持っている人は意外と多くありません。

そこで今回は、インターネットやLTE回線との違い、メリットやデメリットなど、Wi-Fiに関する基本的な知識をまとめました。

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無線電波で接続できる!Wi-Fiの基礎知識

Wi-Fi(ワイファイ)とは、無線通信を使ってデータの送受信を行うLANシステムの一種です。無線で接続するのでルーターと呼ばれる親機と、子機にあたる端末をケーブルでつなぐ必要がないのが特徴です。
1つの親機(ルーター)でカバーできる領域には限りがありますが、その範囲内にいる間はWi-Fiを通じていつでもインターネットに接続することが可能です。Wi-Fiとインターネットは別物と思っている方も多いのですが、Wi-Fiはインターネットにつなぐための手段というのが正しい認識です。

Wi-Fiは無線LANの代表格

無線LANとは無線通信を利用してインターネットに接続する方法の総称ですが、その通信方式にはさまざまな種類が存在します。
そのうち、標準規格として普及しているのがWi-Fi Allianceと呼ばれる業界団体が認定している「Wi-Fi」です。
つまり、Wi-Fiは数ある無線LANの代表格ということになります。

Wi-Fiの規格の生まれた理由

この「Wi-Fi」という言葉は、元々業界団体が無線LANを円滑に利用できる機器に与える称号のことでした。

無線LANが登場したころ、実は同じメーカーの機器でも相互接続が保証されておらず、機器を導入したが、機器の会直しをすることがあったり、接続できないなどの問題が起きていました。

そのため、機器同士の相互接続を業界団体として証明し、機器を購入しても接続できる機器であるという名称をつけました。

その後、相互接続できる機器について「Wi-Fi」を呼び名として利用するようになり、無線LANの名として利用されることが多くなりました。

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Wi-Fi対応機器なら同時接続OK!Wi-Fiでできること

Wi-Fiを導入すると、Wi-Fi対応端末であり、かつ無線通信が届く範囲にいれば、いつでもインターネットに接続できるようになります。
接続数に制限はない(1台の無線アクセスポイントの推奨接続台数はあります)ので、オフィスや自宅などにルータを設置して無線アクセスポイントを作れば、同じ空間にいる人たち全員で一斉にインターネットを利用できます。
同じWi-Fiにつないだ端末同士でデータを共有すれば、仕事のコミュニケーションがスムーズに取れるようになったり、自宅にて家族みんなで同じ動画や音楽を楽しんだりできるようになります。

スマホのLTE回線とWi-Fiの違いは通信容量や電波の届く範囲が違う

スマホの通信回線の主流であるLTEとは、Long Term Evolution(ロングタームエボリューション)の略称で、各キャリアが提供しているモバイル機器専用の通信回路のことです。ユーザーはキャリアと契約を結ぶ事で、そのキャリアが設置した電波基地局から発せられる電波を受信できるようになります。
電波局は全国各地にたくさん設置されている上、最寄りの電波基地局を自動で探索・接続する仕組みになっているので、遠距離を移動しながらでも途切れなくインターネットを利用できます。

ただ、通信容量に限りがあり、契約プランごとのキャパシティを超えると通信制限がかかってしまいます。一方、Wi-Fiは無線アクセスポイントごとに設定が必要なので、移動すると接続が切れてしまいます。電波が届く範囲も非常に狭く、だいたい10m圏内までしかカバーできないので、特定の場所でしか利用できません。

しかし、通信容量に制限がないため、いくら利用しても通信制限がかからないのが利点です。そのため、普段はキャリアと契約しているLTE回線を使いつつ、Wi-Fi環境下ではWi-Fiに切り替えて通信容量を節約するのが一般的です。
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有線LANとWi-Fiは通信の安定性や見た目に違いがある

有線LANとは、端末とルータを直接LANケーブルで接続してインターネットにつなぐ通信手段のことです。データの送受信はすべてLANケーブルを通して行われるため、周囲の状況に左右される事なく、常に安定した通信を確保できるところが特徴です。

ただし、LANケーブルが届く範囲でしかインターネットを利用できないこと、ケーブルが邪魔になってしまうことなどが難点です。その点、Wi-Fiはケーブルが不要なので電波の届くところであれば自由に移動しながらインターネットを利用できますし、室内もスッキリさせておけるところが利点です。

快適に使えるがセキュリティ面に不安も?Wi-Fiのメリット・デメリット

ここまでWi-Fiの特徴やほかの通信手段との違いを説明してきましたが、あらためてメリットとデメリットをおさらいしておきましょう。

Wi-Fiのメリットは高速通信を制限なしで利用できるところ

Wi-FiはスマホのLTE回線に比べると通信速度が速く、動画などの大容量通信でもスムーズに利用できます。通信容量も気にせずに済むので、動画もゲームもストレスフリーに楽しめるところが魅力です。

また、無線LANなのでケーブルにわずらわされる心配もなく、好きなところでインターネットを利用することが可能。スマホやタブレット、ゲーム機などWi-Fi対応の端末を、一度にネットに繋ぐこともできるのはWi-Fi特有の利点でしょう。

Wi-Fiは周囲の影響を受けやすくセキュリティ面に不安がある

Wi-FiはLTEに比べて通信速度が安定していると説明しましたが、それは周囲の干渉を受けない場合の話です。

たとえばルータと端末の間に壁や天井があると電波が減衰退し、回線が不安定になってしまうことがあります。

また、他の電波の干渉を受けた場合も同じようなトラブルが起こりやすく、LTEより通信速度が低下します。

さらに無線で電波を飛ばすと外部からキャッチされるリスクが高くなり、不正アクセスされてしまう恐れがあります。

特に街中のフリーWi-Fiなどはセキュリティ面に不安が残るので、信頼できるWi-Fiサービスを選んで利用する必要があります。

Wi-Fiを利用するのに必要な物は3つ!

Wi-Fiを始めるのに必要な物は全部で3つあります。

まず1つ目は基本となるインターネット回線です。数あるプロバイダから好みのものを選んで契約し、インターネットが利用できる環境を整えましょう。

次に、Wi-Fi対応のルータ(親機)を用意します。プロバイダで用意してくれる場合もありますし、市販のWi-Fiルータを購入して利用することも可能です。

そして3つ目はWi-Fi対応の端末や機器です。パソコンやスマホ、タブレットはもちろんの事、最近ではWi-Fiに対応したプリンタやテレビ、ゲーム機も販売されています。
以上3つの条件が揃っていればWi-Fiを利用してインターネットに接続できるようになります。
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