【比較表付き】一般電話機・多機能電話機・IP多機能電話機の違いを徹底解説!
電話交換機(PBX)を導入検討する上で、一般電話機何台や多機能電話機何台が必要などの話になりませんか?
実際に、「一般電話機と多機能電話機は、そもそもどう違うの?」や、「一般電話機(家庭用電話機)・多機能電話機には、どんな違いがあるのか、どれを選択すればいいのか」などなど、気になることは山積み…
そこで、一般電話機と多機能電話機、IP多機能電話機と呼ばれる電話機の言葉は知っているが、実際の各電話機の特徴の詳細を知りたい方向けに、徹底的にご紹介いたします!
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目次
「一般電話機」は、家庭で利用されている電話機と同じ
「一般電話機」とは
「一般電話機」とは、家庭で利用されている電話機と同じで、「アナログ電話機」と呼ばれることもあります。
一般電話機は、外線着信を受けるだけで、他の電話機への転送などの機能はなく、外線着信を出るだけでよい受付電話機として・会議室の電話機として、などで利用されることが多いです。
※アナログ回線の場合、回線を電話交換機に収容しない場合になります。
「多機能電話機」は、電話交換機(PBX)を導入する上で利用されることが多い
「多機能電話機」とは
「多機能電話機」とは、電話交換機を導入する上で利用されていることが多く、一般電話機とは異なりボタンの数の多さや転送・パーク保留などの機能があります。
また、多機能電話機は、電話線に接続されており、電話線に対して内線番号が付与されています。そのため、レイアウト変更時に電話機を別の場所に移動して利用する場合、内線番号をそのまま利用することができず、別の内線番号に変わってしまいます。
「IP多機能電話機」は、電話機に内線番号を付与し、レイアウト変更時でも設定変更なしで利用可能
「IP多機能電話機」とは
「IP多機能電話機」は、ボタンの数や転送やパーク保留などの機能などは多機能電話機と同様です。ですが、IP多機能電話機は、多機能電話機とは異なり、LANケーブルに接続して使用します。
また、IP多機能電話機の内線番号は、IP多機能電話機本体に付与されているため、レイアウト変更時に、電話機を別の場所に移動して利用する場合、内線番号が変わらずに利用することが可能です。
デメリットとして、LANケーブルで接続しているため、IP多機能電話機は、PoEHUBから給電が必要になります。
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電話機の比較
一般電話機 |
多機能電話機 |
IP多機能電話機 |
|
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特徴 | ・家庭用の電話機と同様 | ・転送や保留ボタンあり ・電話線から給電 |
・転送や保留ボタンあり ・PoEHUBから給電 |
配線 | アナログ回線・INS回線・ひかり回線に繋げる (INS回線はTA(ターミナルアダプタ、ひかり回線はVoIPGWに接続が必要) |
PBXに接続 | PBXに接続 |
回線 | 電話回線 | 電話回線 | LANケーブル |
内線番号 | – | 電話回線に対して 内線番号が紐づく | 電話機に対して 内線番号が紐づく |
給電 | 電話回線から給電 | 電話回線から給電 | PoEHUBから給電 (別途でPoEHUBの購入が必要) |
メリット | PBXと一般電話機のメーカーが異なっていても、電話を利用することが可能 | 法人では、一般的に利用され、パーク保留や代理応答が可能 | レイアウト変更による、IP多機能電話機移動の際に内線番号の設定変更の必要なく、利用が可能 |
デメリット | 法人の場合、利用できる機能に制限がある (特に、保留などの利用がなければ、一般電話機の利用OK) |
PBXと多機能電話機のメーカーが異なると、電話を利用することができない | PBXとIP多機能電話機のメーカーが異なると電話を利用することができない |
費用 | 安価 | 中値 | 高価 |
利用ポイント | 受付電話機などで利用する場合には、一般電話機で問題なし | 電話交換機を利用し、保留機能が必要な際には、多機能電話機を利用◎ | クラウドPBXを導入する際には、IP多機能電話機を利用◎ |