【法人必見】複合機をリースで導入する利点とは?コスト削減・効率化のポイント解説
目次
はじめに:なぜ複合機は「リース」が主流なのか
現代のオフィスでは、コピー・印刷・スキャン・FAXなど複数の機能を兼ね備えた「複合機」は欠かせない存在です。しかし、複合機は購入すると数十万円から100万円を超える高額な設備投資が必要になります。
そこで多くの企業が選んでいるのが「複合機のリース利用」です。リース契約を結ぶことで、初期費用を抑えつつ最新機種を導入できるため、中小企業から大手企業まで幅広く利用されています。
本記事では「複合機をリースで導入するメリット」に焦点を当て、購入との違いや注意点、導入の流れまで徹底解説します。
複合機の購入とリースの違い
まずは基本的な違いを整理しましょう。
購入の場合
- 初期費用が高額(50〜150万円程度)※導入台数などにより、初期費用が異なります。
- 減価償却資産として会計処理が必要
- 修理・保守契約を別途締結する必要がある
リースの場合
- 初期費用が不要、毎月のリース料金のみ
- 経費として処理でき、資産計上が不要
- 保守サービス込みの契約が多い
この比較からもわかる通り、リースは資金繰りの安定や会計処理の簡略化できる点がメリットです。
複合機をリースで導入するメリット
初期費用ゼロで導入できる
購入すると100万円前後の出費が必要ですが、リースなら毎月数千円〜数万円程度の定額料金で利用できます。特に創業期や事業拡大期には、資金を「本業」に投資できる点が大きなメリットです。
最新機種への更新タイミングを確認できる
リース契約は通常5〜7年で満了を迎えます。満了後は最新機種に切り替えやすいため、時代遅れの複合機を長期間使い続けるリスクを回避できます。セキュリティ対策やクラウド連携機能も日々進化しており、業務効率化に直結します。
保守サポート込みで安心
リース契約には多くの場合、保守・メンテナンスサービスが含まれています。トナー交換や紙詰まり対応、部品交換などをメーカー対応のため、社内の手間を最小限にできます。
会計処理がシンプル
購入した場合は減価償却が必要ですが、リースは経費として処理できます。月々の支払いを損金算入できるため、経理業務の効率化や税務上のメリットがあります。
固定費化による資金繰りの安定
高額な設備投資を避けられるだけでなく、月額料金としてコストを平準化できるため、資金繰りが安定します。長期的な経営計画が立てやすくなるのもポイントです。
複合機リースのデメリットと注意点
もちろん、リースには注意点もあります。
- 契約途中で解約できない(途中解約は違約金が発生)
- リース料の総額は購入より高くなる可能性がある
- リース会社の審査が必要(信用情報により契約できない場合も)
- 機器は自社の資産にならない
これらを理解した上で導入を検討することが重要です。
複合機リース料金の相場
複合機のリース料は以下の要素で変動します。
- 機種(カラー/モノクロ、印刷速度、機能)
- 契約期間(5〜7年が一般的)
- カウンター料金(印刷1枚あたりの従量課金)
- 保守契約内容
一般的な相場
- モノクロ複合機:月額5,000〜10,000円程度
- カラー複合機:月額10,000〜30,000円程度
- カウンター料金:モノクロ1〜2円/カラー10〜15円前後
これに加え、印刷枚数が多い企業は「大量印刷向けプラン」を契約するケースもあります。
リース利用が向いている企業・業種
複合機リースは次のような企業に特におすすめです。
- 創業したばかりで設備投資を抑えたいスタートアップ
- 印刷枚数が安定している企業
- 会計処理を簡素化したい企業
逆に、印刷枚数が非常に少ない場合や、長期的に1台を使い続けたい場合は購入の方が向いているケースもあります。
複合機リース導入の流れ
実際にリースを導入する際の流れは以下の通りです。
- 複合機代理店へ相談
- 印刷枚数や用途をヒアリング
- 機種・プランの提案
- 見積もり・契約条件確認
- リース会社による審査
- 契約締結
- 複合機の設置・導入サポート
メーカーによってサポート内容が異なるため、複数社から見積もりを取ることが大切です。
複合機リースの比較ポイント
リース会社や販売店を比較する際は、以下のポイントをチェックしましょう。
- 月額料金(リース料+カウンター料金)
- 保守サービスの内容(駆けつけ時間、トナー配送など)
- 契約期間と更新条件
- 提案される複合機の性能(印刷速度・セキュリティ機能・クラウド対応)
- サポート拠点の有無
単に料金だけでなく、サポート体制や導入後の使い勝手を考慮する必要があります。 。
最新複合機の進化と業務効率化
最近の複合機は「単なるコピー機」ではなく、業務のDXを支える重要な機器となっています。
- クラウドストレージとの連携(Google Drive、Dropboxなど)
- 文書のOCR機能でペーパーレス化を推進
- ICカード認証でセキュリティ強化
- 消費電力を抑えるエコ機能
リースであれば、こうした最新機能を導入しやすくなり、企業の競争力向上にもつながります。
リースか購入か?判断基準まとめ
- 資金繰りを安定させたい → リース
- 最新機種への更新タイミングをすぐに知りたい → リース
- 長期間同じ機器を低コストで利用したい → 購入
- 印刷枚数が少ない → 購入も検討
企業の規模・業務内容・資金計画によって最適な選択肢は変わります。
まとめ
複合機をリースで導入する最大のメリットは、初期費用ゼロで最新機種を導入でき、保守サポート込みで安心して利用できる点です。資金繰りを安定させつつ業務効率化を図れるため、特に中小企業やスタートアップに適しています。
一方で、途中解約ができない点や総額が割高になる可能性もあるため、サービス内容を比較検討しましょう。