【図解で見る】ネットワーク機器の代表的な機能をご紹介!
ネットワークに欠かせないルーター、スイッチ。 このような機器には、優先的にデータを送ることができる“QoS”やネットワークを分ける“VLAN”などの機能に対応しています。 ネットワーク機器の機能を知ることで、ネットワークの運用方法などを検討する1つの要素になります
目次
データを通信を向上させる“QoS”
“QoS”機能とは、ネットワーク上のサービスを安定して使用するために、データの送る順番や量を調整する技術のことです。
QoS機能が”非搭載”の場合
例えば・・・
業務用PCから送るデータBを優先して送りたい
プライベート用PC・スマホのデータA1、A2がデータBより先に送られてしまいます。
なぜ?
→データA1、A2により帯域幅が狭くなり、データBを送ることができなくなってしまう可能性があります。
QoS機能が”搭載されている”場合
例えば・・・
業務用PCから送るデータBを優先して送りたい
→業務用PCから送られるデータBがプライベート用PC・スマホのデータA1、A2がより先に送られます。
なぜ?
→QoS機能をすることで帯域を確保したり(帯域制御)、特定通信を優先して伝送させたり(優先制御)することが可能!
QoS機能のポイントは「優先制御」&「帯域制御」
セキュリティを高める“VLAN”
「VLAN」機能とは、ルーター設定によってネットワークを分ける機能です。部署間や社内外のネットワークセキュリティを保ちたい場合に利用されることが多いです。
VLANのメリット
- 外部からの訪問者が、社内ネットワークにアクセスすることもできてしまうため、接続されている端末を利用されてしまう可能性があります。
- 万が一、外部の端末がウィルスに感染していた場合、社内ネットワークにウィルス感染が広がる可能性があります。
ケーブルの冗長化のための“リンクアグリゲーション”
リンクアグリゲーション(LAG)とは、スイッチ間で、2本以上のLANケーブルを論理的に1本の回線として繋げ、回線を太くする=帯域を拡大する技術です。
リンクアグリゲーションのイメージ
ちょこっとメモ
「LAG機能がない場合、そのままLANケーブルを接続しただけなので、ループが起きてしまう可能性があります。
機器の冗長化のための”スタック”
スタックとは、「2台以上の複数のスイッチを、1台のスイッチに見立てる」冗長化技術です。
スタックのメリット
スタック構成にすることで、1台のスイッチが故障しても、残りのスイッチを接続したままで通信を継続できます。
ネットワーク機器の機能により、コストがかかったり、お客様に必要ではない機能が対応していることもあります。
KOSでは、ヒアリングの中からお客様に必要な運用を汲み取り、お客様に合ったネットワーク機器をご提案させていただきます。KOSネットワークにお任せください!