pbxシステムとその開発が進んでいるnec

pbxとは

pbxとはあまり聞きなれない言葉ですが、Private Branch Exchangerという英語の頭文字だけを取った俗語というよりも、電話に関する業界用語のようなものに相当します。

要するに、日本語に訳してみると構内の電話交換機という意味になります。
例えば、大きな企業の中では同じ企業内で電話を使ってやり取りをすることも多くなります。

そんな時には、毎回外線で電話のやり取りをしていると電話代だけでも高額になってしまいます。

そのため企業外の人と電話でやり取りをする場合にのみ外線電話を使い、企業内での電話によるやり取りは内線電話を使ったほうが電話代を安く抑えることができます。

とりわけ大きな企業では、従業員だけでも数百人規模であることが多いです。

従業員同士が電話でやり取りをする際に外線電話を使っていると、月額単位や年単位でみると数万円どころか数百万円規模になってしまう恐れがあります。

そのため、内線電話と外線電話とをうまく使い分けながら、効率よく電話が使えるようにするのがpbxつまり構内交換機です。

pbxの役目

もっと分かりやすくいえば、外からかかってきた電話はまずpbxを経由してから、企業内にある各電話器に繋がるような電話配線になっています。

それに、今座っているデスクに電話機があり、隣のデスクにも電話機があると仮定した場合、手前の電話機と隣の電話機とはpbxを経由しながら繋がっているということになります。

従って、手前の電話機から隣の電話機に内線で電話をした場合には、企業内にあるpbxを一旦経由してから隣の電話機を呼び出すという仕組みになっています。

いわば、電話が開通した当初の電話交換機のような役目をしているようなイメージです。

電話の音声信号は、デジタルpbxによってデジタル処理されているのが一般的です。そんなデジタル処理をした場合には、企業の外からかかってきた外線電話から呼び出したい人の電話まで内線で呼び出すことも可能となります。

例えば、ある企業の〇〇さんを呼び出したい場合には、〇〇さんをお願いしますというと、少しお待ちくださいといわれて保留音が流れるようになっています。

その後、呼び出したい〇〇さんが電話口に出てくれるようになりますが、そうしたことはすでに誰もが経験済みのことといえます。

その他にも、音声信号がデジタル処理されているので、電話機以外のファクシミリやコンピューターなどを接続しながら、社内の情報ネットワークを構成することも可能となります。

とりわけ電話機同士をつなげ合わせて会話ができるような電話交換機は、企業内だけでなく電話会社にも大きな電話交換機があるということになります。

しかも、そうした電話会社の大きな電話交換機の小型版が、企業内にあるpbxということになります。

多様化する企業内におけるpbxシステムとその開発が進んでいるnec

近年、こうしたpbxの開発もどんどん進められています。
特に国内ではトップ、世界でも3位というシェアを持つnecでは、目覚ましい開発が進められているといいます。もちろんこうした開発は、necに限らずどこのメーカーでも積極的に開発を進めています。

例えば、従来であれば電話による回線網だけでしたが、近年ではパソコンやサーバーなどを接続するLANの回線網も多くの企業では導入が進んでいます。

しかもLANは、IPつまりはインターネットプロトコルという通信プロトコルを利用しています。そのため、IPネットワークと呼ばれており、電話の回線網とは全く違う回線網を使用しています。

そうなると、電話の回線網とIPネットワークという2系統の回線網が、一つの企業の中においても存在するということになります。

そうしたことから、IPへの対応も可能にしたIP‐pbxという機器が開発され導入が進んでいます。

こうした開発が進むことによって、それまで電話回線とLAN回線とが存在していたのですが、LAN回線の中に電話回線を収容することが可能となります。

そうすると、回線網もひとまとめに効率化することができ、拠点ごとに設置していたpbxも減らすことが可能となります。

そうなると、グループ企業同士の内線通話も可能となるので、大幅な電話による通話料金を削減することもできます。

おまけに開発は、IP‐pbxだけではありません。

物理的に存在するpbx自体を設置したり保有することなく、クラウドを通して電話交換機能を借りるというシステムです。

こうしたシステムをクラウド型pbxシステムといいます。

クラウドは、システム機器自体を購入する必要がなくなるということにも繋がります。
もっと分かりやすくいえば、レンタルシステムのようなものに相当します。

そのため、システムを導入するための多額の初期導入費用が必要ではなくなるということになります。
そのことによって、大幅な初期導入費用の削減に繋がることは言うまでもありません。

クラウド型システムのメリットはそれだけではありません。

将来的に従業員や事業内容が拡大したために、回線数をもっと増やしたいという場合もあります。
例えそんな場合においても、所詮はレンタルシステムのようなものなので、交換工事などは一切必要ありません。

即時対応が可能となります。とりわけ、ライバル企業との価格競争が激化している昨今では、より安い商品をより速く提供することがライバル業界に打ち勝つことにも繋がります。
少し大げさにはなりましたが、原料費や労務費、必要経費など様々な経費を少しでも削減できれば、その分、業界で生き残っていくことにもなるといえるでしょう。