【ホテル・宿泊施設様向け】お客様へ快適なWi-Fiを提供するためのポイント

宿泊シーンの変化!

新しい働き方として「ワーケーション」が注目されており、”ワーケーション”&”ブレジャー”需要の高まりにより、滞在先でのWi-Fi環境が重要になっています。

インターネットの活用シーンの変化!

スマートフォンやタブレットを利用してインターネットで情報を収集するだけでなく、ZOOMやTeamsなどのビデオ会議、クラウドサービスなどインターネットを利用する環境が大きく変化しています。

変化に対応するためのWi-Fiリニューアル!
3つのポイント


1.施設利用者様のご利用端末を考慮する
2.電波エリアを確保する
3.用途に合わせて構築する


1.施設利用者様のご利用端末を考慮する

Wi-Fiアクセスポイント(AP)は2.4GHz帯と5GHz帯の2つの電波を送出しており、スマホやタブレット、パソコン(クライアント端末)はこの電波を受信するレシーバーが搭載されています。

ここで注意が必要です。お客様のご利用されるクライアント端末の中には、 2.4GHz帯にしか対応していないクライアント端末もございます。構築時によくある事例として、広帯域で速度の速い5GHz帯のみで構築して、特定のお客様がAPに接続できない事例です。国内で販売されている端末の多くは両対応しているクライアント端末が多いですが、海外の端末の中には、どちらか一方が規制されており搭載されていないクライアント端末もあります。

またWi-Fi規格選択のミスによりAPに接続できない事例もあります。
Wi-Fi6は下位互換がありますが、Wi-Fi4やWi-Fi5には下位互換がありません。Wi-Fi5(IEEE 802.11ac)のみを利用したWi-Fi構築をした場合、Wi-Fi4(IEEE 802.11n)のクライアント端末はAPに接続することができません。

2.電波エリアを確保する

1台のAPから電波が届く範囲は限られています。そのため、Wi-Fiを構築する場合、電波のエリアカバーが必要です。単純に考えると、利用するエリアが広い=APの数が多くなります。
APを設置する環境(障害物や壁の位置や形状、材質など)によって必要台数は変わるため、電波調査を行い必要台数を試算した構築をおすすめします

2.4GHz帯で構築すると…

2.4GHz帯は、電波が遠くまで届きやすく障害物があっても回り込みやすい性質を持つため、5GHz帯と比べてカバーするエリアに対してのAP台数を少なくでき、比較的安価にWi-Fi構築が可能です。

5GHz帯で構築すると…

5GHz帯は、電波干渉が起こりにくく安定した通信を行うことが可能です。
また2.4GHz帯に比べて通信速度が速く、帯域を確保しやすいため用途に合わせた運用に最適です。

ただ注意点として、エリアカバーに最適な2.4GHz帯ですが、電子レンジやBluetoothなどWi-Fi以外の電波と干渉しやすいため通信の速度低下や切断が起きてしまうおそれがあります。

2.4GHz帯 5GHz帯
対応機種 IEEE 802.11b/g/n/ax IEEE 802.11a/n/ac/ax
デメリット ISM帯に当たるためBluetoothや電子レンジなどと干渉しやすい 電波の直進性が強く壁などの遮蔽物に弱いため、広範囲に届きにくい
AP台数は2.4GHz帯構築と比べて多くなりやすく、比較的高価となる可能性がある

3.用途に合わせて構築する

各エリアごとに利用する端末数(利用者数)や1クライアントあたりの通信速度によってAP台数を決定します。
1クライアントあたりの快適なインターネット速度は用途によっては異なるため、利用目的を明確にする必要があります。

・客室フロアの通信確保

客室でZOOM会議を行う場合、1クライアントあたり約10Mbpsのデータ通信を要します。

1クライアントあたり30Mbpsを確保する場合…

Wi-Fi5のIEEE 802.11ac(5GHz帯)利用時:10~15クライアント
Wi-Fi4のIEEE 802.11n(2.4GHz帯)利用時:3~5クライアント

一般的に通信速度やメーカーが記載する同時最大接続数はあくまで理論値なため、安定したWi-Fiの構築には平均AP1台当たり同時利用者数は10~15クライアントとして構築するのをおすすめします。
・共有部や執務スペースの通信確保

フロントやロビー、執務室、貸会議室などAPへの接続が集中するエリアでは、クライアント端末に合わせてAPを複数配置します。

NEC製構築 システムイメージ