医療機関でスマートフォン内線化を導入する4つのメリット

近年、スマートフォンを内線化する企業や医療機関が増えています。
スマートフォンを内線化することで業務効率の改善が期待できます。

スマートフォン1台に業務アプリや内線を集約することで、複数デバイスを持つ必要がなくなったり、場所を問わずに業務実施が可能になったりと多くのメリットが考えられます。

これまではPHSが主流だった多くの医療機関でも、スマートフォンを内線化することが検討されています。

今回は、医療機関でスマートフォン内線化を導入するメリットをご紹介いたします。

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医療機関でスマートフォンの内線化が話題に!

現在、多くの医療機関ではPHSが内線として利用されています。
しかし、近年では、スマートフォンの技術革新にともない、スマートフォンを内線化する流れが加速しています。

スマートフォンや携帯電話はPHSよりも電波の影響が大きいと言われてきました。ただ、データ通信に限ると電波の影響は大きくありません。院内で電子カルテなどでWiFiを利用しますが、スマートフォンのデータ通信もWiFiを利用しますよね。

PHSは音声通信に特化しているため、クリアな音声品質という大きなメリットがありますが、反面苦手なところもあります。

・PHSで表示できる情報量が少ない
・公衆PHSサービス(070番号)の終了に伴い、院外での連絡手段は携帯電話となり、PHSと携帯電話の2台持ちとなる
・ナースコール着信時に端末ごとにタイムラグが発生する

これまでは上記のようなデメリットを抱えながらも、コストや技術面からも代替えが難しいという現実がありました。

しかしながら、様々なアプリケーション開発がすすみ、スマートフォンを内線やハンディーナースとして利用することが可能になりました。

ただし、PHSに短所があるようにスマートフォン内線もバラ色というわけではありませんので、メリットとデメリットを考えていきましょう。

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医療機関でスマートフォン内線化を導入する4つのメリット

医療機関で、スマートフォンを内線化することで得られる4つのメリットをご紹介いたします。

医療機関では、正確な情報伝達やスピーディーな対応が求められます。

スマートフォンの内線化を導入することにより、従来のPHSやナースコールではカバーしきれなかった対応ができる可能性が高まります。

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メリット1. 内線と外線が一台で済む

スマートフォンを内線化すれば、内線と外線をひとつのスマートフォンで済ますことができます。
従来のPHSは内線用としてしか利用できず、外線のためにもう1台スマートフォンを持ち歩かなければなりませんでした。
また、外線電話がナースステーションにしかない場合は、外線をかけるためにナースステーションまで戻らなければならず、時間が無駄になってしまいます。

しかし、スマートフォンであれば、内線としても外線としても1台で利用できます。
持ち歩く台数が減ることで身軽に動くことができます。忘れたときの対応に困ることもありません。
外線のためにナースステーションまで行く必要もなくなり、業務の効率化にも良い影響があります。

メリット2. 電子カルテを利用できる

ナースコール着信時に電子カルテ情報を表示させることで対応優先度を瞬時に判断できます。
緊急事態に適切な対応をするためには、病状を正確に把握しなければなりません。電子カルテをチェックできることは大きなメリットです。
PHSの場合、部屋番号・ベット番号などの簡易情報しか表示できません。
そのため、事前に患者情報を把握できず、緊急性などの優先順位をつけれないというデメリットがありました。
これでは一刻を争う緊急事態には向きません。

スマートフォンであれば、その場で電子カルテを閲覧することができます。
ナースコールの連絡があったら、移動しながら電子カルテを確認するなど、緊急事態にすぐに対応するといった迅速な行動ができます。

メリット3. チャットなどの機能も便利

スマートフォンでは内線、外線、電子カルテの確認だけでなく、そのほかのいろいろな機能があります。
とくに便利なのがビジネスチャットツールです。
医療機関では朝礼などで情報を共有しますが、最新の情報を一気に共有することは難しいものでした。

緊急時には毎秒といってもよいほど状況が変わりますが、内線でも情報を共有するためには時間がかかります。
そこで、スマートフォンにビジネスチャットツールを取り入れておけば、いつでも簡単にスタッフ全員にメッセージを送信し、情報を共有できます。

これなら通話ができない状況などでもfやり取りが可能です。
医療機関にはありがたい機能です。
パスワードなどでセキュリティ機能を高めることもでき、情報漏えい対策も可能です。

メリット4. ほぼ同時に呼び出しができる

PHSで複数の端末を呼び出した場合、2秒ごとにずれて呼び出していくため、1台目の呼び出しから2秒後に2台目のPHSが呼び出される事になります。仮に5台分を呼び出そうとすると、1台目の着信から5台目の着信までは最低8秒かかる事になります。これでは受信する側の偏りが生じてしまい、1台目を使用する人の負担が大きくなってしまいます。

しかし、スマートフォンなら、ほぼ同時に着信する事が可能です。
これにより、受信する側の偏りが解消され、円滑な対応を期待できます。
また、同時着信により、緊急時の対応が遅れるという心配も少なくなります。

医療機関でスマートフォンの内線化を導入しよう

医療機関のスマートフォン内線化のメリットをご紹介いたしました。
従来のPHSや固定電話の内線にはさまざまなデメリットがありました。近年は、スマートフォンを内線として利用できるようになりつつあります。
実際にスマートフォンを内線として導入している企業や医療機関も増えています。
スマートフォンの内線化はご紹介したように多くのメリットがありますので、
ぜひ医療機関のスマートフォン内線化を検討してみてください。

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