”Withコロナ” 採用担当者が新卒採用において踏まえるべき事は?


新型コロナ感染症にともなり、採用活動も大きな変化がある2021年度採用となりました。
今後、Withコロナ時代の採用を他社より優位に進めるためにどんな準備が必要なのかを、就活生の実態を元に解説します。

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就活生が活用している就活ツールは?

就活生が活用している就活ツールは、大きく分けて5種類あります。

1.リクルート会社の求人情報
2.企業ホームページ
3.口コミサイト
4.スカウト型求人
5.オファー型求人

大学・短大学生の多くは、大手新卒求人サイトを利用して求人情報を探し、企業ホームページの採用ページや口コミサイトで深掘りをする流れがあるようです。この流れから、企業における採用ページの必要性は高く、コロナ禍における採用活動にとっては、採用ページの情報の充実化は必須の状況です。

図1(引用:NHK就活応援ニュースゼミhttps://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/syukatsu/syukatsu610/)

図1は、2022年卒業予定の学生が企業選びで重視していることを表したグラフです。社風や仕事内容にこだわる学生が凡そ92%を占めており、職場の雰囲気や仕事内容が自分と合っているか、という理想とのギャップを埋める企業選びをしています。

なぜ安定した業界を選択するのか

近年、スタートアップ企業に魅力を感じる学生も増え、学生の重要視するポイントも多様化しつつあったが、”Withコロナ”で、安定した業界を選ぶ方向に傾いた。

採用を優位に進めるために“やるべきこと”

Web面談が中心で社風がよりわかりにくくなった…

コロナの影響により対面での説明会が減りました。そのため働くオフィス環境、働くスタッフのパーソナリティなどを肌で感じる機会が極端に減り不安に感じている学生も少なくはありません。
いかにして社風を伝えていくか!今後の採用活動で重要な要素となります。

“将来性”と“社風”をアピールする採用サイトにアップデートする!

社風を伝えるために、働くスタッフの声を充実させたり、オフィスフロア紹介を動画で作成するなど、学生がいつでもアクセス(閲覧)できる環境に掲載しアピールしてく必要があります。

将来性のアピールについては、会社を持続させるためにどういったことに取り組み、今後取り組もうとしているのか。
現在やっていること、これから取り組むことを合わせてアピールすることがポイントです。たとえばIR情報で書かれるような成長戦略を簡略化して掲載すれば、将来性や今後の取り組みを就活生側にアピールすることができるでしょう。

”Withコロナ”では、以前に増して、学生の不安を取り除いていくことが、良い人材確保するための要素の一つとなっていくと思われます。企業は、課題に対する解決策を準備していく必要があります。

”オンラインだからこそ”リアリティを!
今、学生にとってリアリティは不可欠要素!

コロナにより、たくさんの活動が「オンライン化」になりました。新卒採用においてもそれらの重要性は変わりません。以前に比べ、学生側にとってよりインターネット上での情報収集が必要不可欠になりました。その様な状況下で採用側は自社に興味を抱いている学生にどのような情報提供が必要なのか。

新卒採用において、説明会や面談などで社員の実際のライフスタイルが分からないまま入社し、働き始めてからギャップを感じて早期退職することがあります。特にコロナ禍では対面での説明会や面談などの機会が減り、従来よりこういった問題を肌で感じることが難しくなりました。

そこでリアリティのある生活動画を掲載することで、学生が動画を視聴して事前に実態を把握し、ギャップを埋めることができれば、せっかく入社した新入社員が早期退職する可能性を減らすことができるでしょう。例えば「ある社員の一日」というような動画があったとして、従来は就業時間における平均的な一日を切り取ったものが殆どで、退社後や休日の様子はあまり映されません。

こういった日常の部分を含めた動画を撮影、投稿すればよりリアリティのある動画となり、学生の気を引くことができるでしょう。