リスク回避二重化対策【救急指定病院】
リスク回避の二重化対策
- 導入のきっかけ
- PBX老朽化による更新(設置より15年経過)
- 救急指定病院でもあるため、故障によるリスクが分散されるシステムを要望されていました。
ソリューション
PBXの心臓部といえるCPU(中央制御装置)を『二重化』しトラブルに備える
固定電話機用のPBXと、ナースコール連動用のPBXの2セットを導入し、共通線方式でつなぐシステムを提案しました。
加えて、それぞれのPBXの心臓部といえるCPU(中央制御装置)を二重化する構成にしました。
さらに固定電話機用のPBXが万一故障してダウンした場合にでも、もう1台のナースコール用PBXへ外線を手動で切り替えることにより、復旧するまでの間、簡易的ではあるが外線対応ができるようなシステムにしました。
効果
電話関連のリスク管理が可能に
発着信履歴システムを導入することにより、外線の発着信に加えて、内線相互の発着信情報が収集でき、PHSナースコール連動で、ナースコール呼び出しがあった場合において、看護師の呼び出し頻度、各患者からの呼び出し頻度、PHSの使用状況および応答状況を把握することができるようになりました。
また、苦情、問い合わせの電話への対応の履歴(対応者、通話時間、通話内容の分類など)を保持できる様になったため、今までできていなかった電話関連のリスク管理ができるようになりました。
- お客様の声
通常の病院ではなく、救急指定病院であり、市立の病院であり、また地域連携しているという立場なので、リスクに対する措置というのが一番の要望でした。機器構成についても可能な限り二重化し、外線のバックアップが可能であるというハード面に加え、発着信統計システムによる履歴管理により、ソフト面でも万一のリスクに備えることができるようになりました。